うらああああああああ
バキッ！？！？！？！？
丸椅子が力強く目の前に振り下ろされる
周囲がざわつく中8人のハングレ＋ヤクザに囲まれる。。
なんでこんなことになってしまったんだ。。。。
そうだここは夜魔無死県だ。。。。
２０１○年冬。。
金曜日の仕事終わりに山梨県に温泉ナンパ旅行をしようという流れになった。
メンバーは藤森、タカシ、シゲル、ゴウ、オサムの5人。
タカシはナンパ仲間であり仕事の同僚、シゲルとゴウ、オサムはタカシの後輩だ。
シゲルは180cm後半プロレスラー体型の巨漢、
ゴウは綾野剛にそっくりのイケメン、
オサムは東大のインテリだ。
旅行プランとしては以下だ。
金曜日の夜移動で富士山の見えるほったらかし温泉でくつろぐ。
土曜日の朝はぐだぐだ仮眠をして昼からナンパ、夜は甲府横丁でナンパ祭りをする。
最高の週末だ。。
実際ほったらかし温泉は最高だった。
いい湯加減、露天風呂で空気も澄んでいる。
富士山も見えて最高の景色。
メンバーの士気は否が応でも高まる。
山梨の女は我々の元に。。。
モチベーションが高いまま昼にナンパのため市内に繰り出す。
我々は愕然とすることになる。。。。
どこいっても人がまったくいない。。。。
探せど探せど人がまったくいない。。。。
近くの大学にも潜入したがまったく人がいない。。。
早くもテンションが萎えてくる。。。
たまに女性が歩いているだけで車内が興奮する変な雰囲気になってくる。。
さすがにラウンドワンなら人がいるんじゃないか？
我々の考えが甘かった。。
黙々と一人で投げ続けるプロのようなスキルを持つおじいちゃんとおばあちゃんしかいない。。
仕方なく藤森は店員さんとLINEを交換して夜まで待つことにする。
(後で返信が来て16歳のJKと知り損切り)
仮眠をしていよいよ夜の山梨へ。。
どうせまた人いないんだろ...
え！？
昼間の閑散が嘘のように人がごった返していた。
Oh............
山梨は夜の街だったのか........
女の子だけで来ている人たちもたくさんいる。。しかも結構レベルがたかい。。
早速胸を高鳴らせて各々がナンパをスタートする。
これから始まる夜魔無死という街をこのときは知る由もなかったんだ......
to be continued...
次作はこちら
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