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熊井から話しがあると言われていつも集まるカフェで話しをすることになった。
熊井「藤森くんもとうとう4月から社会人か。これから仕事覚えることも多くて大変になるよね。」
藤森「これからは研修が多くなりますし、時間がなくなりますねー。」
そんな他愛もない話しを20分くらい話していた。。
熊井が自然体を装い切り出す。
熊井「藤森くんには僕も英才教育をしてきたつもりだ。僕のアップにもたくさん会わせてきた。セミナー、勉強会も招待したよね。」
藤森「はい」
熊井「毎回食事に誘ってニュースキンビジネスについてや権利収入の大事さを説明してきたのは君なら僕の強力なパートナーになれると思ったからなんだ」
藤森「はい」
熊井「社会人になったから大変になると思うけど引き続き頼むね。今日は契約書を持ってきたから登録料の4500円と契約書にサインをもらえるかな」
藤森「え?僕やりませんよ。」
・・・・・・・・
藤森「僕1回もニュースキンのビジネスやるっていってませんよね。」
熊井「そ、それはそうだけど。。。」
熊井「ニュースキンはこんなにすごいビジネスなのにやらないのか?本当にもったいないぞ。成長しているビジネスだし今しかないぞ。」
藤森「はあー」
藤森「僕も色々調べました。成長しているビジネスといわれましたけど、、アメリカ本社の売上高、粗利、純利益とか知ってますか?」
藤森「ずっと右肩下がりなんですよ。とても成長性があるビジネスとは感じません。」
藤森「資○堂のシャンプーは原価が安いけどニュースキンは原価高いっていってましたよね。」
熊井「そうだ。ニュースキンの製品は原料にお金を使っているからいいものばかりなんだ。」
藤森「そもそもの生産量がまったく違いますよね?資○堂みたいに生産量、販売量のパイが大きければその分1個あたりの原価は安く出来ます。」
藤森「同じ土台で比較したデーターってないですか?」
熊井「。。。。。。」
藤森「もういいですか?」
熊井「藤森くんは企業にこれから入社して生活が安定しているかもしれない。」
熊井「学歴もない、地元にはもう帰れない俺にはもうこのビジネスにかけるしか道はないんだ。。」
熊井「地元のみんなにはビックになって帰ってくるって言って飛び出してきたんだ」
熊井「最後に聞くけど本当にやらないか?」
藤森「すいません。勉強させていただきましたが僕はやめておきます。」
藤森「熊井さんの成功を祈ってます。」
熊井「そうか。。わかった。。君の成功を祈るよ。。」
熊井「きっとこの選択をしたことを後悔すると思うよ」
こうして2ヶ月間の藤森の潜入調査は終わったのだった。
それから数年間熊井は色々なマルチ商法に手を広げながら充実している様子を
Facebookで演出をしていたがそれ以降一切の投稿が途絶えている。
久々にこの投稿をきっかけに検索をしてみたら仮想通貨の怪しげなビジネスに手を出しているようだった。
一度手を出すと泥沼に嵌るマルチ商法の怖さを改めて感じた瞬間であった。。
Fin.......
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